【NEW】大人時間を豊かに愉しむ平屋暮らし
F様【暮らしのインタビュー】
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◇ご家族:ご夫婦・お子様1人
◇2024年2月竣工
母屋を息子さんご夫婦に譲り、その隣に「離れ」として二度目の家づくりをされたご夫婦。新しい住まいのすぐ側にはご両親の家もあり、三世代がそれぞれの暮らしを大切にしながら、家族との時間や趣味を楽しまれているご様子をお聞きしました。
家族が集う心地よさ
近くに住んでいる子どもや孫たちがよく遊びに来てくれて、週に一度は一緒に食事もしています。91歳になる実家の父も大勢で食べることが好きで一緒に食卓を囲むことも。
父はこの家を「ええ家や、ほんまにええ家やなあ」って、褒めてくれるんです。「良い木を使って、住み心地のええ家を建てたんやな」って。知人を連れてきて「この家、ちょっと見たってくれ」なんて、案内までしていて(笑)。
家族みんなが、この家を好きでいてくれることが何よりうれしいですね。ここに住んでから「もう、他の家には住めんね」って思うくらい気持ちよく暮らせています。
二度目の家づくり
今回の家は「離れ」なんです。もともと住んでいた母屋を息子夫婦に譲って、その隣に建てました。
家づくりはこれで二度目。最初に「こんなふうに暮らしたい」と思った形を決めてから、いらないものをそぎ落として、じっくりと時間をかけて練り上げていきました。
以前の家では、収納をたっぷりつくったのですが、その分だけ物も増えてしまって。だから今回は、収納は必要最低限に。棚には、自分で編んだ“ぴったりサイズのカゴ”を並べています。
仕事でパッチワーク&キルトの専門店をしていて、自宅では自分の作品作りを楽しめるよう、手芸道具など本当に必要なものだけを収めています。
庭の手入れも、芝刈りがしやすいよう木は2本だけに絞りました。気軽にお手入れできるようになって、暮らしがうんと楽になりました。
五感に響く木の香り
ふくらの杜のイベントや展示会に娘と何度か一緒に行くことがあり、「木の家っていいな。こういう建て方をする工務店があるんだなあ」と感じていました。
ちょうどその頃、試住モデルハウス響の杜の完成見学会のチラシが新聞折込みされ、夫を誘って見に行くことに。夫は「入った瞬間の香りが全然違う」とすっかり魅了されていました。
香りや足の裏のサラサラした床の感触など、五感で感じることは大きかったですね。他にも、国産材を100%使用していることや、軒が深い伝統的な作りも印象的でした。
以前の家は、ハウスメーカー何社かに図面を描いてもらいましたが、今回は迷いなく「内保製材がいい!」と一択でした。
(↑ペットのうさぎと触れ合える、娘さんお気に入りのリビング 写真:お施主様提供)
今ではすっかりこの家での暮らしに慣れて、木の香りもあまり意識しなくなりましたが、旅行などでしばらく離れて帰ってくると、玄関を開けた瞬間にふわっと木の香りが広がって、「やっぱりいいな」と感じます。
湖北の冬ものびのび快適
薪ストーブは、以前の家でも使っていたのでその良さをよく知っていました。ただ、将来的に薪を準備するのが難しくなるかもしれないという不安もあり、床下エアコンも設置。
湖北の冷え込みが厳しい時、床下エアコンだけでは少し物足りないと感じる日もありますが、薪ストーブをつけると短時間で空間全体がぐっとあたたまります。
また、床材も大きな違いを感じていて、以前の家ではフローリングがひんやり冷たかったのですが、今の家は無垢の木を使っているので、素足でも冷たさを感じにくい。木の家って、こんなにも体にやさしいんだなと実感しています。
こたつや部屋ごとの暖房だと、つい動けなくなってしまいがちですが(笑)家全体があたたまるので、のびのび快適に過ごせています。
日本舞踊のある暮らし
今回の家づくりには娘も積極的に参加していて、2階の畳コーナーには、娘の日舞のお稽古場を設けました。押入れの襖を開くと姿見があり、教室として使えるようにしています。
(↑自宅稽古場で日舞の練習 写真:お施主様提供)
現在は姪に日舞を教えたり、来年の公演に向けてさらに熱心に取り組んでいます。
3歳から始めた日舞をこれからもずっと続けていけると娘は大満足。家族も、伝統を受け継いでいける環境が整ったことを嬉しく思い、娘を応援しています。
石からこだわった手作りの庭
庭仕事が好きで、以前の家の庭は自分たちで図面を描き、石の買い付けや運搬、庭石を敷くこともしたんです。
この思い出の庭を活かしたいと思い、竹は残して使い、隣地との境に立っていた石塀の材料は庭石として活用しました。時を重ねた石には独特の風合いがあって、庭にもよくなじんでいると思います。石を運んだ思い出も蘇りますしね(笑)。
庭では孫ものびのび遊べ、天気のいい日はデッキの一角で読書やお茶を楽しむことも。緑に囲まれた暮らしはやっぱり気持ちがいいですよね。
これからの暮らし
(ご主人)庭仕事が本当に面白くて大好きで、一日中ずっとやっていられます。あと数年で定年を迎えるので、この家と両親の家の庭仕事もしていきたいな。孫と一緒にプールや自転車の練習をしたり、これからも季節ごとの遊びを取り入れながら、庭で過ごす時間をたっぷり楽しんでいきたいです。
(奥様)隣に住む両親の家は庭も広く和室も多いため、将来的には娘の日舞の教室として活用できるかもしれません。ただ、昔ながらの造りで冬は床が冷たく、このまま住み続けるのは難しいので、その際は内保製材さんにリフォームをお願いして、住み継いでいけたらいいかな。
両親の家、息子夫婦が暮らす家、そして離れと、家が3軒あることで、その時々の家族の状況に合わせて住まいを入れ替えられる―そんな柔軟な暮らし方も我が家らしいのかなと考えています。
取材後記
娘さんの日舞の稽古場や、思い出の石塀を活かしたお庭など、家族の歴史が息づいたお住まいでした。ライフステージに合わせて“家を入れ替えながら”暮らす発想は新しく、住み慣れた場所で心地よい暮らしが続いていくんだろうなと思いました。(広報企画:川瀨)
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