のびのび、ゆったり。「縁側」と「庭」のある暮らし

彦根市S様【暮らしのインタビュー】

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◇彦根市高宮町S様 2018年4月竣工

◇ご家族/ご夫婦+お子さま2人


「家を建てるなら実家のように広めのお庭がある家がいいな」そんな想いから、お庭のある開放的な暮らしが実現しました。
お住まいになられて約1年、現在の暮らしをお聞きしました。

 

 

家族でくつろぐ縁側とお庭

この家はウナギの寝床のような細長い敷地を生かして、建物の裏側にお庭があります。
中山道沿いで人通りが多いですが、庭が道路からは見えないプライベート空間になっているので、周りを気にせずにくつろげます。

ウッドデッキでゴロゴロしたり、バーベキューをしたり、早めの時間からビールを飲んだり(笑)
子ども達も、ここが好きみたいで、朝はお庭に植えた野菜の苗に水やりをしてくれます。

自転車に乗ったり、柔らかいボールで野球をしたり・・・のんびり過ごしています。

 

やわらかな光、シンプルな美しさ

リビングのL字開口窓には、障子がいいなと思っていて、吉村障子のデザインを取り入れてもらいました。

普通の障子は、大抵、外枠が太く作られていますが、この障子はすべての枠を同じ太さにすることで障子を閉めたとき、1枚の障子に見えるんです。
スッキリとしたデザインが気に入っており、毎日の開け閉めが楽しいです。

 

また、和室の障子にもこだわったんですよ。
柳 宗理の「暮らしに根付いた道具」を紹介した本に掲載されていた障子が、とてもかっこよかったんです。

柳宗理の父「柳宗悦」が館長だった「日本民藝館」にある障子で、そのイメージで和室の障子を作ってもらいました。

*柳宗悦 民藝運動を起こした思想家・美学家

「内」と「外」がまっすぐに繋がる

玄関に入ると内土間があり、リビングからL字全開口窓と縁側を通じて、庭・小屋へと続いています。
この「内」と「外」の繋がりが気に入っています。

室内に居ても、自然との繋がりが感じられて心地いいです。
子ども達も家の中と外を自由に行き来して遊んでいます。

リビング土間は広くとってもらい、薪ストーブを設置しました。

冬は薪ストーブを入れて、土間リビングで腰かけたり、ゆっくりと過ごしています。

 

暑さ寒さが違う

特に、夏の暑さが以前の住まいとは全然違います。
前の家は午後になると暑さがこもっていましたが、この家では小さいエアコンだけで過ごせました。
1階2階ともに天井の高さをかなり低く設計してもらっています。

低くすることで視覚的に奥行きがでて広く見え、また、冷暖房の効率も良くなるそうです。
勾配天井の吹き抜けとのバランスで高さに強弱をつけたのも、この家のポイントです。

 

趣味のグッズを収納したワクワクする木小屋

お庭に木小屋を建ててもらい、趣味のアウトドアグッズをたくさん収納しています。

朝からゴソゴソと整理をしたり、グッズのお手入れをしたりするのも楽しいです。
棚の設置や内装等はこれから時間をかけて仕上げていきたいです。

 

こころにゆとりが生まれた

まだ幼い子ども達は、いつも家中を喜んで走りまわっています。
以前はアパートの2階に住んでいて、1階に音が響かないように気を使いましたが、今はそんな事はありません。

この家で子育て出来てよかったと思います。
外出して遊ばなくても、この家とお庭で完結するというか。
一日中家に居てものんびり、落ち着けます。

 

取材後記

家庭菜園に植えられた苗に、まだ幼いお子さんが、大きなじょうろで水やりされていて、とても愛らしかったです。美味しいお野菜ができるといいですね。お子様の成長とともに、これからの暮らしがとても楽しみです。(取材・文:広報企画 北川)