柱に刻む家族の宝物

長浜市小堀町H様【暮らしのインタビュー】

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◇長浜市小堀町H様邸 2013年11月竣工

◇家族構成/ご夫婦、お子様2人


10年のアパート暮らしを経て、家づくりをされた共働きご夫婦のH様。
お住まいになられてまもなく8年、現在の暮らしをお聞きしました。

大切な家族の時間

暮らし始めて8年、子ども達が成長しましたね。
当時は息子が小学2年生、娘はまだ生まれる前でした。
家全体がひとつながりの間取りなので、とても子育てしやすかったです。

産後は少し独立した小上がりの和室で、ゆったりと授乳もお昼寝も出来ました。
息子が友だちを連れて来ても、一階やウッドデッキなど目が届いてとても安心でしたね。

子どもが成長するにつれ和室の使い方が変わり、受験の時には息子の勉強部屋、今はお父さんの部屋に。
今年息子が高校生になり、ようやく二階の子ども部屋を使い始めました。
気付くとこの8年、ずっと家族が一緒にいられたんだなと嬉しく思います。

 

自然の風で暮らす

この家は、すごく心地いいです。
二階で寝ていますが、8年間真夏でもエアコンを一度もつけたことがないんですよ。
暑がりの私ですが、本当にサラッとしていて扇風機の風でちょうど心地よく眠れます。
窓から入る風も考えて設計をしていただいているんでしょうね。

一階も、階段にあるエアコンだけで十分。
自然の風で暮らせるというのは、生活がとても変わったなと感じることの一つです。

 

モデルハウスに一目ぼれ

もともと「木の家に住みたい」という願望がありました。自然なものが好きで。
内保さんに宿泊できるモデルハウスがあると知って見学に。
無垢の木や漆喰の壁、自然素材ばかりが使われていることに感動し、「ここ以外考えられない!」と。

あと、薪ストーブ!心をわしづかみにされたんです。

すべて完璧!このモデルハウスを売ってほしい!これを移築させてください!と。
でも「一軒一軒、立地や環境、気候に合わせて家をつくるので無理なんですよ」と言われましたね(笑)。

 

希望を全部?!

驚いたのは、希望を全部挙げてくださいと言われたこと。
どれだけでもいいです!と。
そんなことあり得るんですか?って驚いたのを覚えています。

和室の配置やウッドデッキ、長い庇、キッチン、パソコンコーナーなど・・・。
本当に想いをていねいに聞いてくださり、それをしっかり叶えていただき大満足です。

特にキッチンはこだわりました。
フルフラットですっきりとしていて、動線や使い勝手も私にはぴったり。

グルグルと回れるアイランド型も、本当によかったです。
子どもも家中を走り回れ、雨の日もいい運動になっています。

 

大工さんの丁寧な仕事

建築中は、毎週見に来ていました。棟梁の江菅大工さんの丁寧な仕事が印象に残っています。
階段をつくる様子も見せていただき、その丁寧な仕事に感動しましたね。


(建築当時の様子)

板をずらっと並べ選びながら、木目をうまく合わせて天井を張ったり、節の多いものは目立ちにくいところに使ったり。
細やかな気配りに職人さんの素晴らしさを感じました。

 

最高に贅沢な時間

休日の朝は、ウッドデッキで新聞を読んでいます。
この時間が一番リラックスできるひととき。

長い庇があることで、こんなに快適な空間が生まれるんですね。
暮らしてみて初めて知りました。
本当に贅沢な時間の過ごし方だなと感じます。

子ども達もここが大好きで、ままごとやプール、おやつタイムなど一年中大活躍。
家族にとって無くてはならない空間ですね。

 

我が家の宝物

シンボルツリーに子ども達の身長を刻んでいるんですよ。

息子に「身長を書いてもいい?」と聞かれ、この柱がちょうどいい!と。
柱の背割れに入れた埋め木に、ずっと書き入れています。
これは我が家の宝物ですね。

 

取材後記

柱に刻まれた背比べ。お子様が大人になって「実家」を想う時、このシンボルツリーの情景が浮かぶのかなぁ。
家とは暮らしとは、こういうものなんだなと改めて感じました。(広報企画:髙山)