お盆休みが明けて、またいつもの日常が始まりましたね。

お盆真っただ中に台風が上陸しましたが、皆さんのお住まいには大きな被害はなかったでしょうか?

旅行や帰省で家を離れていた方は、台風による交通機関の影響により予定が大きく変わってしまった方もいらっしゃったと思いますが大丈夫でしたか?

 

さて、私はお盆休みが始まってすぐに何げなくスマホを見ていたら、“長浜のきのもと交遊館で月11日、「山の暮らしと小原かご展」が始まる”という記事を目にし、「小原かご、聞いたことあるなぁ…。ちょっと覗いてみようかな。」と買い物に出るついでに行ってきました。

 

「小原かごを通して、山と共にあった湖北の人々の暮らしをのぞいて見ませんか?」というメッセージが添えられているとおり、昔の湖北(余呉)の山の暮らしぶりが分かる写真や文章がたくさん展示されています。

 

 

中ほどの展示スペースに進むと、小原かごの継承に携わっておられる荒井恵梨子さんがいらっしゃって展示を見にこられた方とお話をされていました。

私も少し荒井さんとお話させてもらいたいなとお待ちしている間、ふと手にした「自然と神々と暮らした人びとの民具 小原かご」の本に引き込まれてしまいました。

もっとゆっくり読みたいと思いその場で本を購入し、受付の方に「せっかくだから荒井さんのサインをもらって行かれたら?」と声をかけて頂き、ラッキーなことにサインまで頂きました。

 

本には小原かごの技術の継承をされている太々野功さんとの出会いや、荒井さんが小原かごに魅せられたいきさつなど色々と語られていますが、私が最も惹かれたのは「小原かごを残す」ということを荒井さんが葛藤される場面です。

 

「小原村周辺地域の出身でもない私や他の誰かが技術を身につけて続いたとしても、果たしてそれは「小原かご」なのか…。」

 

荒井さんは、そんな葛藤を抱えながらかごづくりを続けておられたのですが、その作業の合間に当時の山での暮らしや信仰のことなどが話題になり、その話を夢中になって聞かれたそうです。

そして、「小原かごを残す」ということは、技術やものだけを残すことではなく、その暮らしや文化を共に語り継ぐことだと考えられたとのこと。

 

家を建てるということも、そこに暮らす人たちの暮らしや地域の文化を継承すること。

 

荒井さんが感じられていることは、内保製材の家づくりとも通じるものがあり、またその点でも惹かれたのかも知れません。

「古今想継の家づくり」

 

家に帰って展示の話を家族にすると、主人の両親が「うちにも同じようなかごがあるかも…。うちらは茶摘みに使ってたから“茶摘みかご”と呼んでたけどなぁ。」と。

探してもらって出てきたかごがこちら。

 

 このかご、ずっと竹で編んだ「竹かご」だと思っていたら、良く見ると竹ではなく「木」であることが分かりました。

昔から家にあり、普通に道具として使っていたかごが今ではとても貴重なものだと分かり、不思議な気持ちになりました。

 

荒井さんとは少しお話ができたのですが、まだまだ色々とお話したいことがあり、近く荒井さんがやっておられる「コマイテイ」にも遊びに行きたいと思います。

 

「山の暮らしと 小原かご展」は月19日(土)に小原かご作り実演&対談イベントがあり、同日会場入り口で「湖北 山のマルシェ」も開催されるそうです。

マルシェには「Nagahamaおてまいり屋」さん、「わっか農園」さん、「丘峰喫茶店」さん、「Tsunagu」さんが出店されるそうです。

 

ご興味のある方はぜひ「きのもと交遊館」へ足を運んでみてください。

山の暮らしを感じられる空間で、小原かごの魅力に触れることができますよ。

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