斎藤真梨乃 自己紹介へ

週末はBIWAKOビエンナーレへ

公開日:2025/11/11(火) 更新日:2025/11/11(火) すべて設計デザインブログ「日々是好日」

こんにちは!設計部の斎藤です。

最近朝夕はめっきり寒くなりましたね。ふくらの杜でもストーブの火入れが始まりました。

先日、近江八幡市で開催中の「BIWAKOビエンナーレ」に行ってきました。

「ビエンナーレ(Biennale)」とは、2年毎に一度開催される芸術祭のこと。

(ちなみに、3年毎に開催されるものは「トリエンナーレ(Triennale)」と呼ばれます。)

今年のテーマは「流転-FLUX」。以下引用です。

万物は変化してとどまることがありません。
一個の個体と認識する私たち自身でさえ、細胞は常に死と再生を繰り返し、一瞬たりとも同じ自己ではあり得ません。
私たち人類のみならずこの世の全ての事象は、変化し続けています。

「陰極まれば陽兆し、陽極まれば陰兆す」

全ては流転の波の中、形を変えながら永遠の時を刻んでいくのかもしれません。

流石、時代に合ったテーマなように感じます。

作品の展示は、近江八幡のあちこちの歴史的建物に点在されており

パンフレットのMAPを片手に、まるで宝探しのように建物を巡りながらアートを楽しみました。

建物は古民家、町家、蔵、空き家と様々で、展示される部屋も大広間や和室など様々でした。

畳の間

茶室

真っ暗な部屋

吹抜

それぞれの建物・空間がもつ空気感と作品がコラボし、ひとつの世界を作り出している、

そこでこそ作品が成立するというところが、作品が主役の美術館とは異なる面白さでした。

また、いつもの歴史的な建物が、一風変わって違う表情を見せるのも、作品鑑賞にとどまらない面白さがありました。

 

アートが分からなくても、歴史ある町並みを歩くだけで十分楽しめます。

今週末で開催終了となりますが、ご都合のよい方は是非いらしてみてください。