センムの川瀬です(^u^)


数日前までの、朝晩ともに暑すぎる!ということも少し落ち着き、寝苦しくなく、朝もスッキリ起きられますね。

『夕涼み』という言葉がぴったりです・・・ここ2日ほどは。

 

今日のタイトル 『採光』。

内保製材は、家をつくっているのですが、

どんな暮らしをされたいか?という住まい手の描いておられる夢の暮らし方やすでに現在持っておられる暮らしのスタイルに、内保製材が考える「家」というものの在り方、思想を 『感響の家』というコンセプトにのっとり、家づくり(くらしづくり)(人づくり)(地域づくり)をしています。

まず、プランニングに先がけて、「暮らしインタビュー」をさせていただいてますが、

どんな家?ということでは、「明るく」「風通し良く」というのはみなさん共通の願いのようです。

 

この、「明るく・・・」 も様々で、昼間に照明を点けなくてもいいように・・・・とか、

直接太陽の日差しが降り注ぐように・・・であるとか『明るく』の感覚は、それぞれ個人差がありますよね。

ワタシの感覚はというと、「ソコソコ」の柔らかな明るさと、落ち着いた「ソコソコ」な暗さが入り混じった感じ。

が好きです。

「陰」と「陽」が同時に存在することで、どちらの良さも引き出されると思うし、変化を感じながら暮らせることで、

感覚というか、感性が豊かになると考えているからなんです。

 

先日、3年前に建築させていただいた大津市のお客さまから、吹き抜けの大窓に電動スクリーンを取り付けたいとのご相談いただいたんですが、スクリーンは遮光タイプをご希望されました。

さっそく工事をさせていただき開閉前後の確認をさせてもらったところ、遮光状態(少しは透ける)の雰囲気がものすごく良くて驚きました!

住み手のUさまとお話しすると、いつも明るくて・・・ということでした。

もちろん明るい時もほしかったりしますが、常時明るいとのことで(*_*)

個人的に実は、遮光はやりすぎかな・・・・?と思っていたのですが、いざ取り付けてみると、

まるで、居心地のいいしっとりとした上質なカフェのような感覚です。

スクリーンの端からこぼれる採光が、また間接照明のような素敵な役割をしています。

 

いやぁ、いい勉強をさせていただきました。

もしもこちらからの提案だったなら遮光を選んでなかったかも・・・・。デス。


『採光』 ということで、「明るさ」の感覚と、「陰」と「陽」、建築を考える上で非常に大切なことだと改めて感じた出来事でした。


Uさま、ありがとうございました(^^)/

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