この家を建ててから楽しい手間をたくさんいただきました。

米原市O様【暮らしのインタビュー】

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◇米原市宇賀野 2015年5月竣工
◇ご家族:ご夫婦+お子さま1人

薪ストーブのある暮らし、いかがですか?

生活が変わりましたね。朝、早起きになりましたよ。
5時頃に起きて琵琶湖岸に流木を拾いにいくのが日課。一時間くらい歩くのでいい運動です。
今日はどんな流木に会えるかな~と楽しいです。

帰ったらギコギコと。薪棚に入りきらないくらいのストックができています。
早く薪ストーブの季節にならないかと待ち遠しいですね。

最近ボーナスで買ったもの「ナタ、オノ」って言ったら笑われます。
昔はリビングには大きなテレビとソファをと思っていました。
でも今は、薪ストーブがテレビです(笑)。
とにかく炎を見ているのが幸せですね。

 

薪ストーブ選びもこだわりをお持ちでしたね。

機種にはこだわりました。古い機種の薪ストーブですが、今の機種にはないいいところがいっぱい。
火を見たいので窓が大きいところがとても気に入っています。

煙突も、普通は上から抜くんですが、背面抜きにして天板を広く。
やかんもたくさん乗りますよ!
このお湯で淹れるコーヒー、幸せです。
今年はここで土鍋でご飯を炊くのが夢。
煙突にもこだわりがあって、僕、真っすぐ上げたかったんですよ。
そんな思い入れもあって、手入れも楽しいです。むしろ手のかかる方が愛着になります。
玄関を開けて煙突がみえた瞬間、私の年代の友だちでも興奮してくれますよ。

 

奥さまだけの時、薪ストーブは?

めったにつけません。主人が点けるのが趣味だから、その楽しみを残しているんです!
エアコンやファンヒーターもうまく使っていますよ。
でも、普段はお父さんに任せっきりだった娘が、冬にお友だちを連れてきた時には「点け方教えて!」と、薪ストーブデビューしましたね。
お友だちと一緒に、ここでゆっくりしてくれるのも嬉しいです。

 

薪の調達はどうされていますか?

内保さんの薪ストーブユーザーのための「薪人会」、本当にありがたいです。
薪づくりのコミュニティの場がきちんとあって、薪割り会では自分たちで薪を調達できたり、新年会や夏にはバーベキューも。
参加できる時は、なるべく参加しています。こんなにバックアップしてくれる工務店はないと思いますよ。それだけでも本当に建てて良かったなと。
薪の調達を考えると心配という方もいるけど、内保さんなら安心ですよ。
ユーザーさんと「薪ストーブあるある」で盛り上がったりもします。そこで流木のことも聞いて、マイブームになっているんですよ!

 薪人会ページはこちら(※内保製材の薪ストーブユーザーによるコミュニティです)

 

土間空間、どんな風に使われていますか?

遊びに来てくれる友達も、とにかく落ち着く、時間を忘れると言ってくれます。
皆さんほっこりして長居しますね。火がついていてもいなくても。
何人来ても座る場所もあるし、周りがいっぱいになったら階段にも座れるんです。
人数の多い少ない関係なく、くつろげる『集える家』になって嬉しいです。
吹き抜けも、床を貼ったらもう一部屋というところだけど、むしろここがあったおかげでいろいろ暮らしが楽しめています。
夢のように高いクリスマスツリーも飾れて!
初めから予算や間取りなど、自分達の条件がはっきり決まっていたら、今のような柔軟な発想の家にはならなかったかもしれませんね。
都会だったらマンションでもいいんだけれど、わざわざ一戸建てを建てるので、ただ間取りが広くなっただけの家は嫌でした。
無駄っていうか、ゆとりの空間が個性になって光ってくるのかなと感じます。
本当に大満足です。

 

「こんな家にしたい!」と、最初からお考えだったんでしょうか?

実は、最初から「木の家」と思っていたわけではなかったんですよ。
転勤も多く、社宅住まいだったんです。でも子どもの受験を考えた時に、もう転校はさせたくないなと思って。
最初は中古物件を探しました。でも結局、築10年とかでもボロボロで・・・夢がないんですよね。これをまたリフォームせなあかんのかなーと。
それから新築を考えはじめて、いろいろな住宅メーカーをまわりました。
内保さんを知ったきっかけも不思議なご縁なんです。
私たちはこの土地に転勤で住み始めたので、何も知らなくて・・・。
主人の行きつけの散髪屋さんとの何気ない会話に内保さんのことが出てきて、でもその時は「そうなんや~」くらい。
いろいろ見始めてからだいぶん経ってからかな、ふくらの杜に行ったのは。
帰ってからも、ずっと何か残っていて。感覚というか・・・。木の香りももちろんだけれど、他のところにないものがあるんだと思いますよ。

 

その後すぐに、モデルハウスへの宿泊もしていただきましたね。

まだ建てるかどうかも決めていない時期でしたが、宿泊させてもらいました。
建物がよかったのはもちろん、ただ泊まるだけじゃなくて晩ご飯、朝ご飯の心遣いに、とってもあたたかい会社なんだなと感じました。
また、夜の雰囲気も見ることができてよかったです。
完成見学会だけだと昼の明るいにぎやかな時しか見られないけれど、家族だけで夜を過ごすことができて。
静かな木の家、ほんとに静かだったので、そういう違いも体験できてよかった。
その時には、まだ土地も決まっていなくて・・・不安や心配もありました。
でも「この家がいい」と心に決めたのを覚えています。

内保製材を選んでいただいた一番の理由は?

むしろ、選ばないほうが不自然なくらいになっていったんです。
見学会への参加を重ねていくうちに、他社を見に行ってもやっぱり「内保さんがいいな」と。
急いで建てていたら違うところに行っていたかもしれません。
流行りのキューブ型の家も初めは考えていたけれど、確かに日本の気候に合ってない。
内保さんの「楽学講座」で勉強したり、見学会でいろいろ見ているうちに「屋根がないとダメやな」とか、「雨が降ったら窓も開けられない家ってどうなんかな」とか。
やっぱり日本の昔からの伝統の家はよくできているのかなと思うようになりました。
内保さんの家は純和風でもないし、無垢の木も漆喰壁も北欧風のインテリアなんかも合いますよね。
結構時間をかけて回ったので、自分たちが大切にしたいことも見えてきたのかな。

見学会に何度も通っているうちに、飯尾さんや専務と家の話だけじゃなく、車の話や趣味の話もしたりして。
そんな何気ない話もいつも気に留めて覚えてもらっていたからかな、初めて出してもらった図面は、もう言うことがなかったですね。自分たちの好みが全部入っていて。
このカーポートも、とにかく嬉しかった。人と同じは何か嫌だったんですよね。外観にも特徴があって気に入りました。

 

でも、思い返してみると、最終的には「家」じゃなくて「人」だったんだと思います。ここなら安心して任せられる!と。
内保さんは、建ててからの満足度ってすごいと思うんです。
建てる前もよかったし、家ももちろんいいけれど、建てた後の方が幸せなんですよ。ふつう建てた時が一番よかったと思うんでしょうけどね。
建ててからもお付き合いをずっと続けていけるって、本当に嬉しいです。

 

職人さんとのお付き合いも楽しんでおられましたね。

そうですね、工事中もしょっちゅう来ていたので、棟梁さんとのおしゃべりも楽しかったです。
出来上がってしまったら見えないようなところも見られて、この家が出来ていくということに愛着を感じました。
工事期間は長かったですが、一生に一回のこと。とても楽しかったです。
漆喰壁を見ると琵琶左官さんを思い出したり・・・。
職人さんや監督さんのご苦労も知っているので、この家がより愛おしく感じます。

 

エアパス工法の家、住み心地はいかがですか?

自然な感じで暮らしていますよ。蒸れるということもなく、無理やり機械で調整しているわけでもなく。
床下から壁を伝ってという理に適った工法だと実感しています。
換気口を開けると、実際に風が通っているのがわかりますね。
家のデザインも好きです。越屋根、これがあることで他と違いますよね。他のエアパスのお家を見ても「あ!仲間や」と嬉しくなります。
僕、田舎の出身で、夏場クーラーもなく窓も開けっぱなしという家で育ったんです。
最近の家って、完全に閉め切って夏場でも冬場でも中でグルグル空気を回して・・・という家も多いように思います。でも、それには抵抗があって。
風を通して自然な感じで過ごす家がいいなあと。数値とか言われますけど、それが幸せなのかな?と。
木の香りが香ってきたとか、季節を感じたり。それが人間らしいのかなと思います。年のせいかな(笑)。

 

暮らしを愉しんでおられるのが伝わってきますね。

知り合いから野菜を結構もらうようになったんですよ。
かさこじぞうみたいに、玄関に置いていってくれて。玄関も軒が深くて良かったです。

うちの薪ストーブの灰を畑の肥料にしてくださっている方がいて、物々交換ですね。私たちもゴミに出そうと思うと大変ですが、無駄がない。すごい循環です。
今年も大きいサツマイモをいただきました。火をくべると、近所の子が焼き芋を楽しみに来てくれるんですよ。
薪ストーブが暮らしの中心にあって本当によかったです。

 

 

インテリアやしつらえも素敵ですね。

家具やインテリアも、本当に気に入ったものを買う習慣がつきました。
季節で飾るものを変えるのも楽しみのひとつです。
内保さんの本物の木の家は置くものを選ぶようになって、その結果、物が減り掃除もしやすいです。
一石二鳥どころか、何鳥かわからないくらいの「内保効果」です!

 

これから家づくりをお考えの方に・・・

本当に信用できる工務店を選んだほうがいいです。
家も大事ですけど、本当にお金を任せられる工務店ですか?ということ。
私たちは素人ですから、設計に関してもお客さんの要望だけを聞きすぎず、きちんとアドバイスしてくれる会社だというのも大事。
家を建てることに「勢い」だけにならずに、だからといって考えすぎてもわからなくなる。
私たちは完成見学会で心おきなく趣味のこととかしゃべっていたのでこういう家が建ったのかなと思います。
初めに予算はいくらで、部屋はこれだけで・・・と話していたらまた違ったのかな。
家以外のことでどれだけしゃべれるか、それが大事なのかもしれませんね。

取材後記

日々の暮らしを本当に愉しんでおられるO様ご夫婦。
こだわりのコーヒーを淹れてくださる優しいご主人と、とっても穏やかで気さくな奥様。
「この家を建ててから楽しい手間をたくさんいただきました!」とお話され、心豊かな暮らしとはこういうことなんだなぁととても幸せな気持ちになりました。(取材・文:広報企画  高山)

 

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