こんにちは、設計部イイオです。

最近ブログさぼり気味ですね...気を入れ直し頑張ります。
(設計部では毎週順番でブログをアップする事を決めているのですが、
私で止まってました、ごめんなさい。)

さて、タイトルにもありますように、
地球の会などで仲良くさせて頂いている、熊本の住宅会社「新産住拓」様より、被災建物点検の応援依頼を受け、先月末より一週間、熊本に滞在してきました。


熊本には初めて訪れたのですが、この様な形でとは思ってもみませんでした。
さすが熊本、街の至る所で「くまもん」が...。


今回の地震では、熊本のシンボル「熊本城」も大きな被害を受けました。
熊本城の被災は、熊本の皆さんにとって、とてもショックだったのではないでしょうか?


瓦屋根の住宅が多く(台風が多い地域)、特に棟瓦を積んだ屋根の被害が多く見られました。

至る所で、ブルーシートで養生された屋根が...
中には、ブルーシートを屋根に被せるだけで、高額請求を行う悪徳な業者も居るそうです。(許せません!)


大規模な建物の被害も...完全に一階部分が破壊されています。



これ以上の写真は控えさせて頂きますが、数多くの木造住宅が倒壊しており、
設計という仕事をしている者として、本当にショックで愕然としました。

テレビでは報道されない部分も、現地で目の当たりにし「液状化」の酷い地区の建物や電柱は傾き、
道路歩道は割れ、塀は傾いています。


一週間で30軒の点検に訪問させて頂きましたが、
行く先々で、地震発生時のお話しをお聞きしました。

「お風呂に入っていた」 「テレビを見ていて、ドーン!と地鳴りがした」 「この世の終わりかと思った」など
ほんとに物凄い激しい揺れで、立ってもいられない状況だったようです。

点検中も数多く余震が発生し、少し緊張しながらの作業でした。


社員で被災された方も多い中で、地震後すぐに応急補修対応や、余震が続く中での屋根ブルーシート掛け、
依頼があった2,000軒もの建物点検を無償で行う「新産住拓」様の今回の対応を目のあたりにし、とても感銘を受けました。


改めて、建築に携わる全ての者の、責任の重さを感じた一週間でした。


早く余震が納まり、安心した暮らしができる様にお祈りいたします。