こんにちは。アドバイザー斎藤です。

先月のことですが、製材部から伊藤さん、営業部から専務、本庄さん、私の4人で「セーザイゲーム」を体験してきました。

セーザイゲーム」とは、熊野林星会さん(三重県熊野市)が開発された大人の木育ゲームです。

設定やツールが作りこまれていてリアリティが高く、ゲームとしてもとても面白かったですし、製材業を仮想体験できました。

 

<セーザイゲームの概要>
①チーム分け

最初に5~6人でひとチームに分けられ、それぞれのチームに3万円の持ち金が配られます(おもちゃの)。

 ※チーム名は 「天晴製材」「檜屋」「杉屋」「いい木あります」「イーウッド」「ランバージャック」…ネームセンスよ…

 

②競り

丸太の競りが開催され、各チームから1人出場します。

スライドに直径24㎝、30㎝、40㎝の丸太が映し出され、写真から「これは買いだ!」と思えたら札を上げ買値を言います。

一番高い値を提示したチームが競り落とし、買い付けられなかったチームは次の競りに参加します。

 

書い手が決まると、丸太の断面の状態とランクが発表されます。

実際に挽くまでは丸太の断面が分からないという現実がゲームでも再現されています。

この丸太は節が少なくSランク。いい丸太でした。買い付け大成功です!

 
③原木市場で購入

競り落とした丸太の情報を「仕入伝票」に記入し、お金をもって原木市場(スタッフさんのところ)へ行き、丸太と交換します。

 

④木取・製材

競り落とした丸太から柱、梁など材料を切り出します。

丸太からどのような材を切り出すかが製材の肝であり、スピードと判断力、計算力が試されるところで、非常~に焦りました。

実際に製材するわけではなく、丸太のプレートの上に切り出す材料のプレートを並べることを「製材」とします。

材料のプレートは丸太からはみ出ることがないよう、また節のない面には節が出ないように注意して並べます。

できるだけ高い材料を、沢山並べることが重要です。

材料のプレートは本物の木でできており、デザイン性がとても高いなと感じました。

ところで、写真下の方にある「柱」をご覧ください。左の柱は1万円ですが、右の柱は8,000円にしかなりません。

この違いは節の有無にあります。

 

~木材の価値を決める節~

木材の価値を決める基準に「節」があります。節がない「無節」ほど価値が高く、節がある「上小節」「節あり」になるほど価値が下がります。

節ができるのは立木の時に枝があった部分になりますので、節がないということは、こまめに枝打ちを行った、手をかけた証拠なのです。

 

内保製材の家づくりでも、リビングなど主役となる空間には「無節」や「上小節」を、クローゼットなど収納には「節あり」をよく用います。

 

先ほどの柱、左の柱は対の2面が節あり、右の柱は3面が節ありでした。4面節のない柱には2万円の価値がつきました。

高い利益を得るには、競りの際に直径が大きく沢山の材が取れる丸太節が少なく価値の高い材を採れるい丸太を競り落とすことが重要であることが分かりました。

 
⑤換金

木取・製材が終わったら、売上伝票に材の数量、合計金額を正確に記入し、丸太・材料のプレートとともに製材市場(スタッフさんのところ)に持っていき、換金します。

荷崩れや計算間違いはNGという本気度!

 

<セーザイゲームの結果>

数を売って沢山の利益を得たチームもいれば、高い材を少量売って利益を得たチームなど、勝ち方にもチームにより特徴があり面白かったです。

残念ながら私がいたチームはビリでしたが、競りは本物のようで手に汗握りましたし、どのように木取するかでは頭をひねり、白熱した空気で楽しい時間でした。

「製材」というのは、一般の方からすると縁遠いように感じられるかもかもしれませんが、家づくりに欠かせない木材を得る上で欠かせないものです。この業界について、このように楽しく知っていただく機会を作ることは、製材業を次の時代につなげる上で重要だなと考えさせられました。

専務と伊藤さん「お手柔らかにね」のシーン

 

 

 


   

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