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川瀬之洋 自己紹介へ

創業70周年の節目を迎えて

今年も早いもので、季節は進み、新緑が目に優しく映る湖北らしい頃となりました。

ただ、いつもと違う春を過ごさなければならない状況を強いられており、私も皆さんとともに歯がゆい思いで日々を過ごしております。
世界中で人々の活動が制約されていますが、自然界はそう変わることなく悠然と淡々とその姿を見せてくれていて、鳥のさえずりや、草花の萌えた情景を見るとなんだかほっとしますね。

もうすぐGW、あちこちに出かけることは暫く我慢です。私は連休中、子供たちと薪づくりや畑いじりに精を出したいと思います。

 

さて、この4月に内保製材はおかげさまで創業70周年を迎えることができました。

昭和から平成そして令和へと3つの時代をまたいで、多くの地域の方々のご支援ご厚情を賜り、お力添えをいただいて事業を継続してくることができました。
ここに改めて心より深く感謝しますとともに厚く御礼申し上げます。

 

内保製材の歴史を紐解くと、それは「挑戦」から始まり、地域や人々への「恩返し」へという思いの色を強くし、さらに「暮らし共創」という事業へと深化してきました。
その根底に流れているのはゆるぎない「木材」への愛着と「家づくり」のプロとしての誇りです。

 

昭和25年、祖父である川瀬憲三の好奇心と行動力から生まれた内保製材。
昭和44年、2代目となった父・川瀬治一郎の時代には2度にわたる製材所火災という大きな苦難を強いられました。
その時の不退転の誓いと信念が、昭和、平成の50年間の事業を支え、家業から社業へと発展させていただく礎となりました。

 

(左から、弟・祖父・姉・父・私)

 

嬉しいことに、創業者である祖父を知る方が近くにおられ、今も時々お会いすると当時の思い出話を聞かせていただけます。
昭和の戦時中の話から戦後復興期のこの地域の状況や人間関係、仕事、どんな会話をしていたのか、どんな人柄だったのか。など知らなかった興味深い事実を教えていただけます。
相応の苦労があったと思いますが、身の廻りで応援していただける方の存在が大きかったと思いますし、初代がそういう生き方をしてきたことが今につながっているのだとわかります。

 

また、先代である父は、結婚式のさなかに製材所が大火に見舞われたこともあり、波乱万丈の人生でもありました。
この時代もやはり、廻りの人々の助けがその後の行く道を決定づけたと思います。
実直で真面目な商売をするという当たり前を忠実に守った先代でした。
その姿を見て、また言葉をもらって、今の私があります。
この時代もまた、事業を継続していくにあたり家族の支えを基盤に、更に志と苦楽を共にする知人や働く仲間の存在が一番の支えであったことは紛れも無い事実でした。
この地域の方々の懐の深さや人情に支えられ、この時代を乗り越えることができました。

 

改めて社歴を振り返ると、どの時代にも大きな節目でチャンス(きっかけ)をいただいてきたと思います。

それは『人との出会い』であり、『志を同じくできる知人や働く仲間の存在』でした。
どの時代も携わってくれた人たちがいつも一生懸命に誠実に働いてくれた歴史が、そのまま会社の歴史をつくってきたのは間違いありません。

 

そして平成16年、次の時代を見据え、私と弟にバトンを託されました。株式会社の体制となることは先代の夢、目標でもありました。
世の中では昔から身内経営、兄弟経営は難しいといわれていますが、私はそうは思いません。
理念や思想が合致していればプラスアルファの力が発揮できると信じています。
好不況に左右されることなく、ビジョンを明確にし、その旗印のもと有志が集まれば強い集団ができ、地域のお役立ちとしての使命の達成と、その喜びが事業を継続させてくれるのだと信じています。

平成25年には、新たな挑戦として「暮らしギャラリーふくらの杜」をオープンいたしました。
この想いを実現できたのも、地域の皆さんに喜んでもらいたい、そんな場所をこの地域につくりたい、ここで働く社員がそのことを喜びとしてもらいたい、ただそれだけでした。
今では地域の内外から多くの方々のこころ豊かな暮らしの拠り所としてご利用していただいており、訪れる皆様が笑顔で生き生きと交流できる居場所となってきたと感じており、私たちも元気や喜びを分けていだだいております。

 

この大きな節目を迎えた2020年。
年初からは想像だにしなかった状況におかれることになりましたが、このような緊急非常事態な時世だからこそ、これまで培ってきた地力が問われています。
そして改めて気づきを与えてくれました。

私どもには、この70年という歳月をかけて脈々と受け継いできた「四方よし」の理念があります。
この揺るぎない理念が、これまで幾度とあった苦難を乗り越えるチカラとなり支えてくれました。
どのような社会背景、景気であれ私達に求められること、私達が叶えられることが結びあってきたから今があり、これからもあると思います。

今、まさに変わらない信念と挑戦する勇気があるかを問われています。
私達が信じた道から外れることなく、正直に誠実に歩みを続けたいと思います。

 

そして、これまで以上に働く仲間と共に熱く夢や理想を語れる環境をつくり、創業時の原点に戻り新たな『挑戦』をしていきたいと考えております。
またこれまで以上に、地域で暮らす皆様へのお役立ちとして、なくてはならない存在として寄り添っていけますよう精進してまいります。

 

これまであたたかく見守っていただき、お声掛け下さいましたご縁ある方々のこれからと、新たに出会う方々への誓いと願いを込めて「いてくれてありがとう」と言われる人として企業として次なる100周年を目指します。

私が受け継いだバトンを必ず次代へ渡せるよう、希望に満ちた未来を思い描き行動してまいります。

 

 

代表取締役 川瀬 之洋

 

 


   

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