日々を楽しむゆったり暮らし

長浜市U様【暮らしのインタビュー】

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◇長浜市U様邸 2019年6月竣工

◇家族構成/ご夫婦、お子様1人


この春、40年間勤務されたお仕事を退職されたU様ご夫婦。
4人の子育てを終え、ご主人の生まれ育った地に戻り、定年後の暮らしをどのように楽しまれているかお聞きしました。

 

生まれ育った地で暮らす

地元に帰り、なつかしさとつながりを感じました。
ご近所さんから柚子や枝豆をいただいたり、野菜苗のおすそ分けも。

畑のこともいろいろ教えてもらっています。
私が子どもの頃は、そういうことをよく見聞きしましたが、以前の住まいでは少なかったですね。

昔ながらのお付き合いが、ここでは普通にある。
そういう暮らしってやっぱりいいですね。

 

日々の暮らしの楽しみ

朝起きて「今日は何しようかな」と考えるのが楽しいですよ。
何もしないのも、またいい。
こんな生活を送れるとは想像もしなかったです。

薪割りや庭の草むしりなど、することがたくさん。
畑はここで12年くらいやっていますが、以前は土日に車で来て畑仕事をしていました。
今は、二人でのんびり歩いて行けます。
地元の暮らしには40年の空白があり、不慣れなことも多いですが、毎日を楽しく過ごしています。

 

薪ストーブを楽しむ

近くの林の木をたくさん伐採され、その際、屋根に煙突があるのを見て声掛けしてくださって。
「ちょうだい!」と、ドーンといただき、庭一面が森になりましたよ。

薪棚いっぱい、一年分くらいストックが出来ました。

 

これは、先日初めて作ってみた「スウェーデントーチ」。

丸太にチェーンソーで切り込みを入れたもので、隙間に着火剤を入れ焚火として使えるそう。
姪がキャンプで使ってみたいと言っていたので、作ってみました。
上に鍋を置いて料理もできるらしいです。

切り込みから炎が燃え上がる様子は、とても綺麗なんだそうですよ。
一本の丸太で、こんな楽しみ方もあると知りました。

 

土間のある暮らし

玄関とは別に、土間を通って家に入る入り口は造りたかったんです。
家族が集い、近くに住む親戚やみんなが気軽に立ち寄ってくれるような土間。

実際、畑からの帰り道にも土間なら気兼ねなく入れるようです。
お酒やおつまみを持って来てくれる兄と、夕方から一杯飲むことも。
歩いてフラッと立ち寄って・・・という夢が叶いました。

土間や2階の大きな窓から見える景色は最高です。
ここに座ってのんびり外を眺める時間も好きです。

 

朝日もきれいなんですよ。伊吹山から陽が昇る直前、辺りがパァーっと明るくなってきて。
この家に暮らすようになって、季節の移り変わりを身近に感じるようになりました。

 

家族が集まれる家

定年が近づくにつれ、結婚や独立した息子たちが帰ってきて「集まれる家」をつくりたいなと夫婦で話すようになりました。
以前の家は、小さく区切った部屋がいくつかある建売。みんなが集まるには窮屈でした。
この家は開放感があって、どこにいても家族と繋がっているように感じます。

太くて存在感のある柱、本物の木を使っているところもいいなと思いました。家が長持ちしますよね、何代も。

今はなかなか集まることが難しいですが、2歳になる孫がいつ帰ってきてもいいように、薪ストーブ前は椅子も置かず、広く開けているんですよ。

お正月にはお餅つきや、ジャングルジムで思い切り遊んでくれました。

いろいろ夢はふくらみますが、これから家族が増えても、暮らし方を考えて家づくりができる環境になりました。
家の広さや間取り・・・。そういうことも以前には考えられなかったことですね。

 

取材後記

することいっぱい!明日なにしようかなと考えるのが楽しいとおっしゃるご主人と、畑の魅力にハマっているという奥様。
子育てと仕事で40年を駆け抜けたご夫婦の「これからの暮らし」はのんびり豊かで、陽だまりのような暮らしでした。(広報企画:髙山)

 

 

 

 

 

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