穏やかな時間の流れる平屋の暮らし

犬上郡K様【暮らしのインタビュー】

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◇犬上郡豊郷町 2015年5月竣工
◇ご家族:ご夫婦


築80年のお住まいを建て替え、ご夫婦二人のお住まいとして平屋+ロフトの家を建てられたK様ご夫婦。

お住まいになられて3年、現在の暮らしについてお聞きしました。

 

それぞれの時間を愉しむ暮らし

昨年、定年退職して、この家での暮らしを愉しむ時間が増えました。
最近、観葉植物に凝ってデッキにたくさん並べて楽しんでいます。
夜にフラッと出て水をやったりのんびりするのが幸せな時間。
殆どが外国産の植物なんですよ。
手間をかけず世界を体感しています。(ご主人)

 

仕事が忙しい今は書斎がとても居心地よく、仕事をしたりリフレッシュできる空間になっています。
和室に炉を切ってもらっているので、今後は趣味の茶道を楽しみたいですね。
のんびり読書や手芸など、楽しみたいことがたくさんあります。(奥様)

建て替えかリノベーションか

以前の住まいは、築80年の田舎の大きな家でした。
祖父が建て、父が守ってきた家。
でも、そのまま使うには大きすぎ、いずれ息子たちに負担がかかるなとの思いと、母の介護の必要もあって悩んでいました。

初めはハウスメーカーを回っていましたが、知人に「内保製材の展示場を見に行ってみたら?」と勧めてもらい、行ってみて『ここかな』と感じたのを覚えています。
手作り感や木のあたたかさ、スタッフの人柄や、職人さんの技術の高さを感じました。

(古材を使った玄関の上がり框と式台)

慣れ親しんだ部材を少しでも使ってもらえないかとお願いし、玄関の上がり框や式台、トイレの一部にも使っていただきました。
毎日、懐かしさを感じながら使っています。

(トイレ手洗い鉢の部材にも古材を利用)

父の思い出の庭を眺められる住まい

父が手入れをしていた庭をそのまま残し、L字型の構造にしてもらったおかげで、どの部屋からも庭を眺められます。
ウッドデッキが庭に面してぐるりとあるのも気に入ってます。
庭の手入れは結構大変、でも今は適当に手を抜きながらも手入れを楽しんでいます。

平屋もロフトもとっても暮らしやすい

生活がコンパクトになり、部屋数や広さも大きく切り取りました。
不便さの中から学ぶこともたくさんあると思いつつ、部屋も無駄がなくとても便利になりました。
以前はどの部屋にも段差がありましたが、段差が全くない暮らしは快適です。
二階があるといいなと思う反面、あればどんどん物が増えていってしまうので、今の暮らしが私たちにはちょうどいいですね。

また、ロフトが想像以上に便利。
お天気が悪い日も、ロフトなら洗濯物がカラリと乾いて匂い残りもなく最高!

そして、ロフトからは鈴鹿山脈を見ることもできるんですよ。
柵がカウンターにもなっていて、秘密基地から景色を愉しむ・・・そんな暮らしをこれからしてみたいですね。

 

(部屋に直接入ることができる車いすのためのスロープ)

取材後記

それぞれに居場所のある穏やかな平屋の暮らしはとても居心地のよい空間で、ご夫婦の優しい時間を感じました。
お父様の庭を眺め、「ここにはアイアンのフェンスを。ここに薪棚を作ろうかな」とおっしゃるご主人の楽しそうな表情が印象的でした。(取材・文:広報企画 髙山)

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