自然と寄り添って暮らす琵琶湖畔の家

高島市マキノ町S様【暮らしのインタビュー】

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◇高島市マキノ町S様邸 2018年11月竣工

◇お一人暮らし(奥様は神戸にお住まい)


ご自宅は神戸にあり、単身赴任の長かったご主人が「定年後は大好きな庭づくりやアウトドアなどの趣味を愉しみながら暮らしたい」と、自然豊かなマキノ町へ移住されました。
約3年半が経った現在の暮らしをお聞きしました。

 

琵琶湖畔のマキノ町に移住

一人息子の私は千葉で一人暮らす父を定年後に引き取り、家族の住む神戸と程よく離れた所に新しく住居を構えて父と2人で暮らそうと考えました。

趣味の園芸や菜園、アウトドアも楽しめる場所を定年前から探していましたが、何度か知人家族と訪れ、程よい田舎が気に入っていたマキノの琵琶湖畔を気長に探しこの場所に巡り合いました。
父も気に入り購入しましたが、残念なことに同居には至りませんでした。

 

自然を感じられる木の家

自然豊かなこの地に馴染む木の家を建てたいと考え、内装の壁面もすべて板張りにして自然を感じられる空間にしてもらいました。

景観を守る為の法令など厳しい建築条件のなか、内保さんに敷地やシチュエーションを考えていただき、日当たりや窓からの風景も考慮し建物を斜め配置にしてもらいました。

 

正面には伊吹山、海津大崎、竹生島が見えて豊かな気持ちにしてくれます。

妻や娘達はここに来てゆっくり過ごして帰ります。

 

 

ヤマアジサイ中心の庭づくりが愉しい

自然に生えている花が好きで、中でも「ヤマアジサイ」に取り憑かれています。

園芸店から購入したり色々な方から分けていただき、小さいけれど60~70種類くらいあります。

 

ヤマアジサイは突然変異が多く、発見したコレクターが名前を付けた物も数多くあります。例えば、四国の石鎚山で見つかった「石鎚の光」など地名由来の名前もあります。
花が様々で八重になっていたり緑や赤の色だったり。

 

そんなヤマアジサイのしっとりと咲く庭をつくりたい!その念願がようやく叶いました。

きちっと区分けした「人に見てもらうための庭」ではなく、「自分で愉しむための庭づくり」です。

 

※S様が作成された植物の配置図。約100種類の植物を育てる庭

 

マキノの自然を満喫する暮らし

山登りが好きで、平均年齢71歳の「山の会」のメンバーとともに冬もスノーシューで楽しんでいます。
すぐ近くにある赤坂山、大谷山、大御影山等は山野草が綺麗です。

まだ体力には自信があるから(笑)思い立ったらすぐにスキーに行けることも嬉しいです。
夏は目の前に広がる琵琶湖で泳ぐのも気持ちいいですね。

自転車も好きで、朝のラジオ体操の後、メタセコイア並木を通り知内川のサイクリングロードを降りて戻ってくるんです。
老化防止、健康にもいいので一石二鳥です。

 

心豊かな暮らし

家庭菜園、園芸、アウトドアと家事、やらなければならない事を毎日朝食後に書き出しています。
時間だけは使い放題だから一つ一つ自分の好きなやり方で考えながらこなしています。

そんな中で、朝に野菜を収穫してサラダにしてたべたり、料理中に野菜を摘んできてポンって入れたり。

贅を尽くした暮らしではなく、自分の好きなことを楽しむ暮らしに満足しています。

 

人との繋がりがありがたい

畑をしながらご近所の方と世間話。「この野菜は植えた?」と教えてくれたり。

野菜の種を頂いて、育てて収穫しておすそ分けすると、それを美味しいおかずにして頂くことも。ありがたいですね。

 

「山の会」メンバーも定年後に県外から移住してきた人が多く、同じような生活をしているので「苗があまったからいらない?」「もう土寄せしたの?」や、野菜の美味しいレシピも教えてくれます。

 

月に2~3回、登山道の整備や水源の湿地を守る会の活動や地域の環境整備活動にも参加しています。
楽しみながら社会貢献もできます。

ここに住んでからいろんな方々との出会いがあり、趣味などの交流をつうじて情報交換したり学びながらとても充実した日々です。
そんな人と人との繋がりがうれしいですね。

 

取材後記

「山頂で食べるおにぎりが最高においしい!」とS様。心豊かな暮らし、豊かな生き方のヒントをたくさんいただきました。(広報企画:川瀬)

 

 

 

 

 

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