家の外観は使用する外壁材の仕様によって大きく変わります。 

外壁材は多くの種類があり、窯業サイディング、金属サイディング、モルタル、タイル、ALC、木板張りなどがあります。 

 

内保製材では、モルタル仕上げ、木板張りを主に使用しております。

■モルタル仕上げは意匠性に優れ、深い味わいを感じられる仕上げとなります。
■木板張りは、木ならではの温もりや、経年変化による味わいが感じられます。

 

木材士の私がおススメする外壁材はもちろん、木板張りです。

内保製材で使用する木板張りには杉の赤身材を使用しています。

 

杉の木は赤身と白身と呼ばれる部分があります。

中心部の色が濃い部分を赤身、その周辺部の白い部分を白身(白太)と呼んでいます。

 

赤身部分の細胞は活動を終えており、水分の通り道もすでに閉鎖されているので、一旦乾燥すると、水分を吸湿しにくくなるので、水に強いのが特徴です。

さらに、白身から赤身に変わる時にフィトンチッドという成分を樹木が蓄え、虫や細菌から身を守っており、カビにも強い特徴があるので、外壁板に使用するには最適な材料だと言えます。

 

私自身も7年前に自邸を新築した時、外壁材には杉の赤身材の木板張りにしました。

さらに、表面の仕上げを製材挽き仕上げ(荒挽き仕上げ)にして、塗料の吸い込みも良くしました。

 

 

7年経過した現在でも、板自体が傷んでいる部分はありません ↓↓

また、塗料は直射日光が当たるところは色落ちしているものの、木ならではの味わいが出てきており、新築時とはまた違った良さを感じています。

もし、部分的に劣化や傷などが発生した場合でも、木の板を張り合わせているので、その部分だけ新しい板に取り換える事ができるので、部分的なメンテナンスがしやすいです。

 

経年変化を楽しむことができ、メンテナンスもしやすいのは木板張りだけです。

皆さんも外壁材を選ぶとき木板張りも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

本当におススメですよ~。

 

 

 


   

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