愛情をもって住み継ぐ手刻みの家
長浜市N様【暮らしのインタビュー】
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◇長浜市N様邸 2020年4月竣工
◇家族構成/ご夫婦
木の家に魅力を感じ、「大工の手刻み」の家を建てられたご夫婦。
お住まいになられて2年、木の家の暮らしをどのように楽しまれているかお聞きしました。
ウッドデッキで朝食を
お天気が良い休日の朝は、パンを焼きコーヒーを淹れてウッドデッキでゆっくりすごしています。
時にはキャンプ気分で、お肉やウインナーを焼いてビールを飲むことも楽しみの一つに。
思いのほかここにいる時間が多いですね。
軒を深くしてもらったのも、とっても良かったです。
夏はこの軒があることで室内が涼しいですよ。
冬の日差しはしっかりと入ってきて。本当に実感しています。
薪ストーブを満喫
家を建てるとき、叶えたかったのが薪ストーブのある暮らし。
冬は、缶ビールやおつまみを横に、火を見ながらここで過ごす時間が好きです。
小さなテーブルを置いて、時には晩ご飯を薪ストーブ前に持ってきて食べたり。
コックピットみたいでお気に入りの場所です。
コロナ禍で出かけることが少なくなり、薪割りがライフワークになっています。
薪ストーブがあると知って、周りの方が「木を伐りに来て!」と。
有難いですよね、そうやって声を掛けてもらえるって。
原木丸太をたくさんいただいて、せっせと割っています。
不要になった薪割り機までいただいたり。人とのつながりを感じて嬉しく思います。
暮らしの楽しみ方
リビングの模様替えも楽しんでいて、座卓の暮らしだけでなく、敷物とクッションだけにしてゴロゴロしたり、ど真ん中にハンモックを吊るしたり。
私は夫が薪割りするのを横目に、ハンモックでくつろいでいます。
リビングの大空間にハンモックなんて、初めは「えぇ~?!」って言っていましたが、今では夫もお気に入りの過ごし方に。
ゆったりサイズなので、寝心地もいいですよ。
深い睡眠に驚き
引っ越した当初、すごく良く眠れてびっくりました。
アレルギー体質で、これまでは敏感に反応することも多かったんですが、こんなに深い睡眠は初めて。
朝起きられなかったらどうしようって思ったくらい(笑)。
壁も自然素材の漆喰にして良かったですね。
木の家って本当にすごいんだなと実感しました。
地域密着の工務店
最初から決めていたんですよ、内保さんで建てるって。
仕事柄いろんな人と接していますが、まわりの方から「内保さんいいよ」という声をよく耳にしていました。
私が大事にしているのが、人とのつながりや顔の見える関係。
何かあったら親身になって相談にのってもらえるところが地域密着でいいなと。
地域のつながりが薄れてきている時代なので、大事にしたいと思っています。
そういう考えの方たちが集まって少数精鋭での家づくりをされている内保さんは好感がもてました。
建てている経過も楽しかった
上棟前に大工さんの刻みの様子を見せていただけたのも印象に残っています。
設計の飯尾さんやアドバイザーの本庄さんが「ぜひ見てほしい」と声をかけてくれて。
大工さんが一本一本材料を見極めて、これはこの向きでここに使おうと考えてくださっているのがわかりました。
見ることで「家を建てるんだ」という実感が一気にわき、とても印象深く心に残っています。
上棟後も現場を見に行くことが楽しみでした。
いつも美しく整頓されている現場で、信念を持って仕事をされているのが伝わりました。
朝日大工さんはいつ行っても「どうぞどうぞ」とにこやかで、質問にも丁寧に答えてくださいました。
一回行くと100枚くらい写真を撮っていましたね。
「朝日さんにここを説明してもらったよ!」とか、「今日はここが出来てたよ」など、なかなか現場に行けない妻に伝えていました。
そうやっていつでも入らせてもらえたのも嬉しかったです。
本物の木の家に住みたい
木の家に住みたいという想いが強くあったので、内保さんの本物の木の家はとても魅力に感じました。
家づくりは知れば知るほどとても面白く、没入していく折に知ったのが”手刻み”という建築技法。
世の中の合理化、効率化が加速する中、家づくりも工業化が進み手刻みのできる職人さんが減少する一方、その歴史ある技法が職人さんによって今も大切に継承されていると知り、とても感銘を受けました。
一生に一度の家づくり、職人さんの想いや魂を込めた技術がぎっしり詰まった”手刻み”の家に住みたい、住み継ぎたいと惹かれていったんです。
インスタライブで紹介していただいた時に、専務が「子どもを育てて送り出す気持ちで大工さんに建ててもらいました」と言われていた言葉が印象に残っています。
朝日大工さんが気持ちを込めて刻んでいただいた我が家。私たちもその気持ちを受け取って、愛情をもって住み継いでいきます。
取材後記
「人の力でひとつひとつ造り上げる過程はいいものだなと思った」とおっしゃるご主人に、家づくりの魅力や醍醐味とともに、私たちの責任を改めて強く感じました。
これから味わい深く育っていく木の家を存分に楽しんでくださいね。(広報企画:髙山)
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