わざわ座の家具

「わざわざ、手仕事で」
「わざわざ、集まって」
「わざわざ、広めていく」

「わざわざ、やろうよ」をあいことばに、職人・デザイナー・工務店が「手」でつながる場。

(※全国から70を超える地域工務店が座衆として加わっており、内保製材も参加しています。)

 

「わざわ座」のこと

わざ=技=職人の手仕事。
わざわざ=手間をかけること=誠実さ。
座=つながり=プロが集う場。

木の家を建てた大工が、誠実な素材と手仕事でその家に似合う家具をつくり、使い手に届けます。
「良いものをつくりたい」という大工の想いを宿した木の家具は、家とともに永く愛着を持って使われます。

つくり手と使い手、お互いの顔が見える関係だからこそ生まれる誠実なものづくりのかたち。
それが「大工の手」です。

人と人をつなぐ木の家具への取り組みが「永く大切に使い続けたい」という価値観を育み、家を愛おしく感じるきっかけとなることを願って「わざわ座」の家具づくりをしています。

 

わざわざ手仕事で

「たくさんつくりたくさん売る」があたり前になり、手仕事の国だった日本から手仕事が失われました。
職人は誇りとやる気と仕事を失い、高齢化もあって職人自体が失われつつあります。
生活道具も「たくさん売る」が目的となり、デザイン・素材・生産・流通ともに誠実さが失われ、本来の魅力がなくなり、使い捨てにされています。

「良いものをつくりたい」が職人本来の心意気。
手仕事にはそんな想いと責任が宿ります。
それは使う人にも伝わって、共感と愛着を生み、だから思い入れをもって長く大事に使われる。
それは職人の喜びと誇りとなり、職人と手仕事の復権にもつながります。

だから、わざわざ、手仕事で。

 

わざわざ集まって

良いものをつくるには鍛錬が必要です。
職人は手仕事の、デザイナーはデザインの、私たち工務店は住まい手と良い関係をつくる鍛錬を積んでいます。

「わざわ座」は鍛錬を積んだプロが集まり、分業で良質な家具を誠実につくります。

職人は心意気をもって堅実な手仕事をします。
デザイナーは住まい手が「使いたい」、職人が「つくりたい」とひと目で感じる魅力あるデザインを生み出し、デザイナーの介在価値をつくります。
私たち工務店は、これまでに建てていただいたご家族、これから建てていただくご家族に家具を届けます。

この新しいモノの流れのかたちにより、職人、工務店、デザイナー、住まい手の四者が納得できる質と価格を実現できます。

だから、わざわざ、集まって。

 

わざわざ広めていく

「わざわ座」の「手仕事の家具づくり」に、全国から40を超える地域工務店が座衆(メンバー)として加わり、活動が広がっています。
その輪が広がるほど、多様な家具、生活道具が生まれ、多くの住まい手に届き、職人と手仕事が元気になります。

だから、わざわざ、広めていく。

 

 

 

日々の暮らしの中で「永く使い続けたい」と感じるもの、その背景を探っていった時、きっとそこには「大切にしたい」と感じる人のすがた、存在が見えてくるのではないのでしょうか。

誰かが自分のために想いを込めてつくってくれたもの、届けてくれた時間は、私たちの暮らしをキラキラと輝かせ、かけがえのない思い出や価値感を与えてくれます。

つくり手と使い手がともに顔の見える関係の中で、「誠実なものづくり」を実現していくこと。

それを、「大工の手」で叶えます。

 

 

素材 | 家をつくる過程で出た端材、古材、誠実な材で。

家づくりの過程で出る端材や、家の解体時にばらされる構造材の多くは、これまで廃棄の対象とされてきました。

「大工の手」の家具は、端材や古材を積極的に活用すると共に、地域の山で育った地域材や、製造からリサイクルまでを考えられた材料など、「誠実な素材」を用いることを家具づくりの大切なコンセプトとして位置づけています。

大工や職人による誠実な家づくりに用いられる素材をそのまま無駄なく活かすことで、木の家具はずっとそこに在ったかのように木の家になじみ、住まい手にとって身近な存在となっていきます。

 

生活提案 |「動詞」から発想した必然的で美しい家具

「大工の手」は「名詞」ではなく「動詞」から発想することを大切にデザインされました。

例えば椅子は「座る」という腰掛けるまでの動作や座っている時の姿勢から必要・不必要なパーツ、使い勝手のいい形、心地いい仕上げに至るまで吟味されています。

生活の中にしっくりと馴染み、住まい手が素直に「永く使い続けたい」と思える理由がここにあります。

 

 

デザイナー

小泉 誠/家具デザイナー

「大工の手」のデザインを手がける家具デザイナーの小泉誠は、木工技術を習得した後、1990年Koizumi Studio設立。
2003年にはデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。
建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との協働を続けている。
2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授 
2012年毎日デザイン賞受賞 
2015年一般社団法人 わざわ座 代表理事

 

伊礼 智/建築家

「大工の手」のデザインを手がける建築家の伊礼智は、1982年琉球大学理工学部建設工学科計画研究室卒業後、1985年東京藝術大学美術学部建築科大学院修了。
丸谷博男+エーアンドーエーを経て、1996年伊礼智設計室開設。
2005年より日本大学生産工学部建築工学科「居住デザインコース」非常勤講師。
2012年「i-works project」建築家・工務店・メーカーの協業による豊かな住まいづくりを立ち上げる。
2013年「i-works project」でグッドデザイン賞
2014年「守谷の家」でグッドデザイン賞

 

 

 

ラインナップ

 KM.1/hashira-tableA

KM.49/ita-majikiri sofa

KM.3/hashira-table丸中

KM.61/ita-low table A

KM.29/ita-kumi low table C

KM.34/ita-hunger bench A

KM.26/ita-awase table(w1650)

KM.47/hashira-stand light

KM.26/ita-awase table(W1100)

KM.21/taruki-stool

KM.48/taruki-cushion stool

KM.30/ita-side table

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「わざわ座」の「手仕事の家具づくり」に、全国から70を超える地域工務店が座衆(メンバー)として加わり、活動が広がっています。
内保製材株式会社も、このプロジェクトに参加しています。

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